septembre 11, 2006 (lundi)

たらいまわし企画・第27回「ウォーターワールドを描く本」

tarais27.jpg今回のたらいまわしの主催は、イタリアごろごろ猫記のねるさん。今回のお題は「ウォーターワールドを描く本」。私の中にも、どこか海に憧れる気持ちがあるのですが、こういう気持ちを持っているというのは、その昔、人間も海から上がってきたからなのでしょうか。怖いんだけど、でも憧れる場所。そして海というのは、ねるさんが仰る通り「陸とは違う別世界」ですね。おおっと、別世界っ。ファンタジー好きの私は、なんだか俄然わくわくしてしてしまいます。(違)
今回も色々な作品と出会えそうで楽しみです! どうぞよろしくお願いいたしますね。

この企画に興味をもたれた方は、右上の「たら本」アイコンをクリック! 初めての方も大歓迎です。どうぞお気軽に参加なさって下さいね。

初めての生命は水から産まれ、生き物は水なしに生き延びれない。でも、同時に水の大きな塊は不安にさせる存在でもある。常に流動する水の中で通常のバランス感覚を保つのは難しい(河童や魚は別ですが)。そこには陸とは違う別世界がある、と思ったりするわけです。 そこで、海、川、湖、運河、雨、洪水、台風(結局何でもあり)など、水のある場所「ウォーター・ワールド」を印象的に描いた本を教えていただけたら、とこんなお題にしてみました。

 
ということでウォーター・ワールドです。

今回「海」と聞いた時、まず「太初」という言葉が思い浮かんだんですが、確かフィンランドの神話では、宇宙のはじまりに存在していたのは海なんですよね。(諸説あるようですが) フィンランドの民族叙事詩「カレワラ」では、最初の神とも言えるヴァイナモイネンを産んだのは、あわ立つ海面を吹いた風によって身ごもった美しい大気の乙女。エジプト神話でも、広い海原からラー(アトゥム)が誕生して、神々と世界を形作っていったそうですし(これも諸説あるようです)、インド神話でも、太初において宇宙は水であり、ここに出現した黄金の卵から造物主であるプラジャーパティが生まれたとか。(これまた諸説あるようですが) 世界中には様々な神話が存在しますが、その中でも海の神様は一様にかなり高い位にあるようですし、やはり人間にとって海というのは、空や太陽の次に大きな存在だったのでしょう。キリスト教でも、神が天地創造をした時、まず水があったようですね。聖書の創世記に「地は形なく、むなしく、やみが淵のおもてにあり、神の霊が水のおもてをおおっていた」とありました。有名な「光あれ」は、この後。

ヨーロッパでは、古くから理想郷は海の彼方にあるとされていたらしいです。この辺りはあまりよく知らなくて、詳しく知りたいと思っているところなんですけど、色々な文学作品を読んでいても海という存在にどこか特別な響きがあるように思います。指輪物語でも、ミドルアースは人間の世界へと移り変わり、エルフたちは西の海の彼方に去っていきますよね。
中国でも、東方に蓬莱という名の島があって神仙が住んでいるとされていますし、日本の神話にも、常世と呼ばれる海の彼方の理想郷が書かれています。大国主命との国造りを終えた少彦名神も常世に去っていますし、人が亡くなった時、その魂は海の彼方へと去るという信仰が各地にあるようです。この常世、沖縄での名前はニライカナイ。まあ、理想郷とか言っておいて、その実は死者の国だったりするわけなんですが…。(笑) 龍宮伝説もきっとこの信仰の延長なのでしょうね。

と、前置きが長いんですが、実はなかなか海の登場する作品が思い浮かばないせいだったり…(笑)
せっかくねるさんが「オデュッセイア」のところで私を引き合いに出して下さったのに、「イーリアス」の後、とっとと読んでおかなかったのを激しく後悔しています。ちゃんと手元に用意できていたというのに!(以前にも、一度読んではいるんですが)


…と書いてるうちに、いくつか思い出したので挙げてみようと思います。ウォーター・ワールドと言えば、まずこれでしょう。

 
ジュール・ベルヌの「海底二万里」。たらいまわしでも既に何度か登場してますが、やっぱり海といえばコレ。子供の頃、ネモ船長とノーチラス号の冒険に、とにかくワクワクしたのを覚えています。海の中のシーンで一番印象に残っているのは、貝が抱いている大きな真珠の場面。最後に彼らが船を脱出してしまう場面では、これで冒険が終わってしまうのかと本当に残念でした! でも、この作品が発表された1870年には、潜水艦なんてまだ影も形も存在してなかった… と思い込んでいたんですが、実は1620年にイギリスの発明家が、世界初の潜水艦を建造していたのだそうですね。ノーチラスという名前も、1800年に設計された潜水艦にちなんでいるんだそうです。…なあんだ。とは言っても、やっぱりこの作品の素晴らしさに変わりはないです。これぞまさしくウォーター・ワールド。
謎めいたネモ船長の過去がもっと知りたかったなあ。と思ったら、続編の「神秘の島」で明らかにされているのだとか。こちらは未読です。


「海」といえば、児童書では「宝島」とか「ロビンソン・クルーソー」なんかもありましたが、それはまあ置いておいて…
次はこれです。

 
浅暮三文さんの「ダブ(エ)ストン街道」と、これと対になるような、ルース・スタイルス・ガネットの「エルマーのぼうけん」。
「ダブ(エ)ストン街道」は、とにかく変わった作品。一応ファンタジーだと思います。解説で石田衣良さんが「本格ファンタジー」と書いてらっしゃるので、やっぱりファンタジーなんでしょう。でも一応本格ミステリの賞であるメフィスト賞を受賞して世に出た作品。ファンタジーノベル大賞では、最終候補作となりながら、惜しくも落選したようです。(その年のファンタジーノベル大賞受賞作品は、葉月堅さんの「アイランド」と城戸光子さんの「青猫屋」)
繰り返しますが、まあ、とにかく妙な作品なんです。「不思議の国のアリス」か、ケストナーの「五月三十五日」か、はたまたクラフト・エヴィング商會の「クラウドコレクター」「すぐそこの遠い場所」などに登場するアゾットという国か… という雰囲気。好き嫌いは分かれると思いますが、私は大好き。重度の夢遊病患者の恋人を追って、地上最後の謎の大地で、南米大陸とオーストラリアの間のどこかにあるとだけ伝えられているダブ(エ)ストンを捜し求めていた主人公が、見知らぬ島の砂浜で目覚めたところから物語は始まります。そこにあったのは、「ダブ(エ)ストンにようこそ。ところでダブ(エ)ストンはどっちだ?」という、人を食ったような立看板。ファンタジー作品というのは、ある意味、どうやって異世界に飛び込むかというのが1つの大きなハードルになると思うんですけど、この作品はそのハードルをびっくりするほど簡単に飛び越しちゃってます。
そしてこの「ダブ(エ)ストン」には、浅暮さんが幼少期の頃に愛読したという「エルマーの冒険」の影響が見られます。これもいいですよね~。地図を見てるだけでワクワクしますね。大好き!という方も多いと思います(^^)。


そして今度は、おどろおどろしい感じにしてみようかとも思ったんですが(笑)、やっぱりやめてこちらを。

 
第24回「五感で感じる文学」の時にBreezy days のsa-ki さんが出してらしたのがきっかけで読んだんですが、池澤夏樹さんの「南の島のティオ」です。これはブログに感想を書いているので、詳しくはコチラを見て頂ければいいんですが、読み終えて時間が経った今でも、この作品のことを思い出すだけで、南の島を取り囲む真っ青な海、抜けるように青い空と白い雲、吹き渡る風を感じるようで、とても爽やかな気持ちになれる作品なんです。
そしてもう1つは、ポール・ギャリコの「スノーグース」。これは短編集。これは海ではないんですけど、表題作の「スノーグース」は大きな沼のほとりでの物語で、この沼の存在感が私の中にとても大きく残っている作品。沼のほとりで1人っきりで、野生の鳥たちだけを友にすごしているせむしの画家の元に、ある日傷ついた白い雁を抱いた少女が現れて… という物語。決して派手ではないし、むしろ地味と言われそうな作品なんですが、これがしみじみと良いんです。あくまでも静かなんですが、2人が交わす数少ない言葉のひと言ひと言が、心に直接響いてくるよう。情景描写もとても美しくてオススメです(^^)。


9/12 追記:
昨日は一旦やめたんですが、一晩寝て目が覚めてみると、どうしても入れたくてたまらなくなったので、追加しますね。
ロード・ダンセイニの短編、「海を望む峰ポルターニイズ」です。海を知らない内陸の国が舞台。海の伝説を聞いた若者たちが海に憧れを抱き、一度海を見てしまうともう二度と戻って来ないという物語。右の本のどちらでも読めますが、ダンセイニに関しては荒俣訳が熱いので(笑)、荒俣訳の「妖精族のむすめ」の方がいいかも。あ、でも「夢見る人の物語」には、原書にもあるシドニー・H・シームの挿絵が全て収録されていて、これがまた素敵なんですよね~。うーん、どちらも捨てがたいです。

Posté par 四季 : septembre 11, 2006 04:00 PM | トラックバック企画 | commentaire (40) | trackback (23)


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Commentaires

ありゃー、どれも未読です、私。
ああ、そうか、そうですよね、そうなんですよ。
少年少女文学系って、冒険モノとして海モノがあるんですよね。
そういえば「ドリトル先生」も・・・?

Posté par 菊花 : septembre 11, 2006 06:57 PM

ああ、なんて面白い前置きなのでしょう。うーむ、前置きだけで、読みたくなる本がずらずらと。四季さんのところに遊びに来ると読みたい本が増えて困ります(笑)
そして、「海底二万里」
うーん、なぜこれを思い出せなかったのか。僕の小学四年生の頃のナンバー1の本だったというのに。思い出させて頂いてありがとうございます。

Posté par kyokyom : septembre 11, 2006 08:08 PM

そうそう、やっぱり『指輪物語』などの海の彼方への旅立ちを連想しますよね。実は自分もその辺『指輪』や『ナルニア』や『アイルの書』などでの海への旅立ちを思い出したのですが、なんだかそればかりになりそうだったので方向転換しました(^^;。
『南の島のティオ』面白そうですね。やさしい気持ちになれそうな気がします。

Posté par : septembre 11, 2006 10:10 PM

四季さん、こんばんは~♪
わ~い!池澤さんつながりですね♪
私も、ティオとどちらにしようかと思いつつ、今回は、アチラにしました。
四季さんが挙げてくださって、嬉しいです。

ノーチラス号といえば、キャラメルボックスのさよならノーチラス号!
最近になって、ビデオで再見したので、こちらを再読しなければな~と思っていたところなんですよ。
なんて、タイムリーなんでしょう。
ポールギャリコのスノーグースは未読です。
こちらも、是非、読みたいです。
セイレーン四季さんの魅力にはかなわない・・本の海で溺れそう~です。うっとり。

PS.おどろおどろしいのも、拝見してみたかったです。。。ぼそぼそ。

Posté par pico : septembre 12, 2006 02:04 AM

>菊花さん
そうそう、少年少女文学系だと、実は結構あります。
ドリトル先生もそうですねー。「ドリトル先生アフリカゆき」とか「ドリトル先生航海記」とか…
そのまんまノアの箱舟みたいな「ドリトル先生と秘密の湖」なんかもあります。
そうそう、ベルヌの「十五少年漂流記」も海ですね。まだまだありそう。

Posté par 四季 [TypeKey Profile Page] : septembre 12, 2006 05:16 AM

>kyokyomさん
面白いですか? ありがとうございます。
私の場合、少しツッコまれるとボロが出てしまう程度の知識なんで恥ずかしいんですが
でもこの辺りのことって、もっと知りたくなりますよね~。色々勉強したいです。
「海底二万里」は、きっともう出てるだろうと思ってたので、まだ出てなくて逆にびっくり!
kyokyomさんも、うっかり忘れてらしたのですね。(笑)

Posté par 四季 [TypeKey Profile Page] : septembre 12, 2006 05:21 AM

>高さん
わ、やっぱり高さんも連想されましたか。
私も思い浮かんだんですけど、以前にも出したのでやめちゃったんです。
「朝びらき丸東の海へ」なんて「そのまんま」ですよねー。(笑)
ヨーロッパにおける海について(ファンタジーにおける海?)、もっと詳しく知りたいです。
「南の島のティオ」、とても素敵ですよ。ぜひぜひ♪

Posté par 四季 [TypeKey Profile Page] : septembre 12, 2006 05:27 AM

>picoさん
わ~、池澤さんつながり! 嬉しいです。
とは言っても、実は私、まだ全然池澤作品を知らなくて
これから色々と読みたいな~と思っていたところなのです。
まずはpicoさんが挙げてらっしゃる本から読んでいこうと思います!
ノーチラス号も、タイムリーだったようで嬉しいです~。
ポールギャリコの「スノーグース」、ぜひぜひ。矢川澄子さんの翻訳も素敵です。
わ、セイレーンだなんて、そんな素敵なものではありませんが(照)
もし溺れたら、その時はちゃんと抱きとめますから、大丈夫ですよ~(^^)。

おどろおどろしいのは、たとえば岩井志麻子さんとかです。
短編ですが、「あまぞわい」はpicoさんも読んでらっしゃいますよね?
あんな感じのがいくつかありそうだったので、集めてみようかと思ったんですが…
全体の雰囲気が変わりそうだったので、やめてしまいました。(^^ゞ

Posté par 四季 [TypeKey Profile Page] : septembre 12, 2006 05:58 AM

こんにちは。
「海底二万里」!!そうかその本があったか!!でもあらすじを覚えていなかったり(汗
岩波少年文庫で小学生のとき親がかってきてくれた本です。
「南の島のティオ」は面白そうですよね。感想文を読ませていただいてとても気になりました。いいなあ・・・のどかな島暮らし。
いやされたいです。


Posté par moji茶 : septembre 12, 2006 08:24 AM

四季さん、おはようございます。
前置きとかおっしゃりながら、すごい博識の展開にうっとりです~。
もうこれだけで、立派な記事ですね。すごくお勉強になりました!
やはり、どの文明でも海・水は生命の源、ものごとの始まりとの認識なのですね。
海を越えた向こうに理想がある、という考え方もなんだか共感できるなあと思います。
人間の持つ好奇心が、危険な航海へと旅立たせたのでしょうね。
人が増えすぎて食糧難になったから、向こうの島へ移る、という行為を
繰り返したとの説も読んだことありますが。
多分、池澤夏樹さんの文章でした。
ていうか、私お題考えてるとき、池澤さんの本を入れようと思ってたのに
うっかり忘れましたよー(涙)。信じられない大ボケ(^^ゞ。
海がとてもよく似合いますよね~。池澤さん、結婚したいくらい好き!まだこの話題(笑)。
四季さんの紹介されるポール・ギャリコ作品は全部読んでみたいものばかり。

Posté par ねる : septembre 12, 2006 09:21 AM

やはり海と神話は相性がいいようですね。
今後の四季さんの調査が楽しみです。
私は海人族が日本の古代でどんなポジションにいたのか
気になってます。
『海底二万里』は読みたいと思ってました。
『地底旅行』とともにAmazonのwish list に入れました♪
>ケストナーの「五月三十五日」か、はたまたクラフト・エヴィング商會の「クラウドコレクター」
えー、それは是非、是非、読みたい。
だってふたつとも大好きな作品なんですもの。
>どうやって異世界に飛び込むかというのが1つの大きなハードル
そうなんですよねえ(溜息)
ファンタジーに限らず、冒頭で「うわ、ダメだ」という小説は
どうしても先に進めなかったりしますよね。
違いはどこにあるのでしょう???

Posté par LIN : septembre 12, 2006 12:25 PM

四季さん、こんにちわ。
海の物語…って?と、考えてしまいましたが、こちらで見ているうちに「ああ、これもあったのか」と思ってます。
『海底二万里』何で忘れてたのかしらね〜。
海洋冒険もの好きなのに、改めて考えるとすぐ思いつかないのは最近読んだ本の中に埋もれてしまってるのかも…。
そう考えるとちょっぴり淋しいようにも思いますね。

Posté par むつぞー : septembre 12, 2006 03:26 PM

>moji茶さん
「海底二万里」、王道かと思いきや、意外と大穴だったようで…(笑)
という私も、実は小学生の時以来読んでないんですけどねー。また再読したい作品です。
岩波少年文庫版も、しばらく絶版になってたようで、1年ほど前に復刊したところなんですよ。

「南の島のティオ」はぜひぜひ!
読んでるだけで、自分も南の島に行った気になれる作品ですよん。

Posté par 四季 [TypeKey Profile Page] : septembre 12, 2006 04:46 PM

>ねるさん
いや、博識だなんてとんでもないです。
切り貼りな知識で、実は恥ずかしいぐらいなんですが(^^;
でもいくつかの神話で海が始まりとされてるのって、ちょっと面白いですよね。
同じ神話でも地域によって話が違ってたりして、たとえばフィンランド神話では、
世界は鳥の卵が破裂してできた、というのもあるんですって。(中の鳥はどうなったんだろう…?)
だから上の文章は、ちょっと自分に都合がいいように書いてたりします。(笑)

>人が増えすぎて食糧難になったから、向こうの島へ移る、という行為を繰り返した
あ、そういうのも大きな要素かもしれないですね。
北欧のヴァイキングなんかも、結局自分たちの土地が食料不足だから、海に乗り出していったんでしょうし
そんな彼らが略奪品をたんまり持って帰ってきたら、想像もふくらむってものですよね。

ねるさんが入れようと思われた池澤作品って何なのかな。気になります。
おおー、結婚したいほどお好きとは♪
そういえば写真を見たことがないなあ、と思って検索してみたら
どこかの会社の同姓同名の研究者さんの写真がどーんと出てきてびっくり。
どうやらこちらの方も有名な方みたいです。(笑)

ポール・ギャリコはいいですよ。
「スノーグース」もぜひぜひ! きっと楽しんで頂けるんじゃないかと思います(^^)。

Posté par 四季 [TypeKey Profile Page] : septembre 12, 2006 05:11 PM

>LINさん
そういえば「オデュッセイア」で思い出したんですけど
確かエーリュシオンって海の彼方の楽園があるんですよね。すっかり忘れてました。
きっとその辺りが大元なんでしょうけど… でもこれってギリシャ神話の本には名前が出てこなくって
「オデュッセイア」だけなんですよ。もうちょっと突っ込んで知りたいところです。
あ、海人族も気になる人々ですね。歴史を、表からも裏からも動かしてるという印象があります。
色んな地位とか立場に、水のようにするんと入り込んでいそう。
と言いつつよく知らないので、何か詳しいことが分かったら、ぜひ記事にしてくださいませ♪

「海底二万里」は、ぜひぜひ。楽しいですよー。
森博嗣よりも、こっちを読んだ方が… ってまだ言ってる。(笑)
ただ、私も子供の頃に読んだっきりなんですよね。今読んだらどんな感じなんだろう!
久々に再読してみようかな。
「ダブ(エ)ストン街道」は、よく考えたら本当に海なのかどうかって感じなんですが(あれれ)
でもあの世界は、ちょっと面白いです。

>冒頭で「うわ、ダメだ」という小説
やっぱりこの場合は、文章じゃないですかねえ? それとも、作品全体から漂ってくる匂いかしら?(笑)
そういう時は、好きな本を見わける嗅覚のためにも、あんまり無理しない方がいいですよね。
とは言え、途中からものすごく良くなることもあるので一概に言えませんが…

Posté par 四季 [TypeKey Profile Page] : septembre 12, 2006 05:34 PM

>むつぞーさん
次から次へと本を読んでると、どんどん埋もれていっちゃいますよね。
その中でも残る作品が、結局自分の中で残っていくとも言えるんでしょうけど
子供の頃に好きだった本は、年月があるから一層埋もれやすくて、ちょっと寂しいです。
海洋冒険もの、きっともっと色々とあるんだと思うんですけど、私も思い出せなくて!
今回の海のテーマは意外と難しくて、自分の忘れっぽさを痛感しました。
読書録残してなかったら、もっと大変だったかも。やっぱりあると便利ですね~。(笑)

Posté par 四季 [TypeKey Profile Page] : septembre 12, 2006 05:41 PM

「ティオ」はいいですね。明るい海。
池澤さんの「ハワイイ紀行」…読んでみたいと思いつつ、読んでないなぁ。

「スノーグース」は大学時代に読みました。
角川文庫の「七つの人形の恋物語」に収載されていました。
「七つの…」は大好きですが、「スノーグース」は実はあまり覚えていません。
でも冬の沼の情景がおぼろに浮かんでくるような気がします。
ギャリコと言えば、海物に「ポセイドン・アドベンチャー」がありましたね。
実はこれも読んでないんです。映画も観ていないし。

毎回、読んでいないことを思い知るたらいまわし企画です。

Posté par 小葉 : septembre 12, 2006 11:50 PM

>小葉さん
>毎回、読んでいないことを思い知るたらいまわし企画です。
あー、これは私もですよ! 全然知らないのも多くて、もう大変です。

「ポセイドン・アドベンチャー」、映画は観てるんですけど、本は未読。
でも今年になってから、ずっと絶版だった本が復刊されたので買いました。
…積んでますが。(^^ゞ
「七つの人形の恋物語」いいですよね。私も大好き。
って、確か以前にもそういうお話しましたよね。
「スノーグース」はかなり静かな物語なので、印象に残りにくいのかもしれません。
でも素敵です♪

Posté par 四季 [TypeKey Profile Page] : septembre 13, 2006 05:53 AM

四季さん、こんにちは!

『海底二万里』をはじめほとんどの作品が未読です(つД`)
あ!でもありました!エルマーシリーズはいとこの家にあって泊まりに行った時に何冊か読んだのです。内容はかなりうろ覚えになってしまっていますが、懐かしいです~。
そして池澤夏樹さんの本。これまたいつか読みたいと思いつつも・・・というパターンでまだ読めていません。
これを機会に今度こそ☆

Posté par みらくる : septembre 13, 2006 02:40 PM

みらくるさん、こんにちは~。
あら、「海底二万里」は未読でしたか! それは意外です。
みらくるさん、こういうのお好きそうな気がするのに~。
あと、池澤夏樹さんのこの本も、みらくるさんお好きそうですよ!
とても素敵な本なんです。ぜひぜひ読んで見て下さいませ♪
と言いつつ、私もまだまだ全然読んでないので、次の本へと進まなくっちゃですが☆

「エルマー」シリーズは、この挿絵も相まって、とっても可愛いですよね。
子供の頃、できれば幼稚園~小学校低学年に読んでおきたい本だな~と思います。

Posté par 四季 [TypeKey Profile Page] : septembre 13, 2006 05:41 PM

四季さん、こんにちは。
「海底二万里」、どなたか挙げられるだろうと思ってました。ネモ艦長の男気に惚れ惚れとしたクチです♪
「エルマーの冒険」も好きでした。この頃、冒険ものはなんで男の子ばかり主人公なんだろうと疑問に思い始めたと記憶してます。アリスやスプーンおばさんくらいしか知らなかった頃のことです(笑)
「海を望む峰ポルターニイズ」は知らない作品ですが、短編のようですし、通勤用にチェックです。こうしてまた本が増えていくのね(^^ゞ

Posté par NARU : septembre 13, 2006 11:26 PM

>NARUさん
ネモ船長、いいですよねえ。
船に乗り込んだ人たちに関しては、そういう人がいたな程度にしか覚えてないのに、
ネモ船長だけは今でもくっきり鮮やかに覚えてます。今さらのように続編にも興味津々。
そうそう、冒険物といえば、まず男の子でしたね。
そうでなければ、男の子2人女の子2人の4人きょうだいというのが、やけに多くて。
女の子だけの冒険物っていうのもあるんでしょうけど、全然思い浮かばないです。

ロード・ダンセイニ、好みが分かれるかもしれないので、実物を一度チェックしてみて下さいね。
ハマるとハマりますよ~。

Posté par 四季 [TypeKey Profile Page] : septembre 14, 2006 06:44 AM

こんにちは
ヴェルヌの「海底二万里」、「ミステリアスアイランド」は僕も大好きな本です。「グラント船長の子供たち」と海洋冒険三部作を成すのですが、最後の「グラント船長の子供たち」は未読… 最近復刊されたようですので、近いうちに読みたいなと思っています。

Posté par ハスヨス : septembre 14, 2006 09:09 AM

ヴェルヌの空想は、実際の科学技術から発想されてて、大体どれも実現されました。
一方、ライバル(?)のウェルズは、タイムマシンも透明人間も火星人来襲も、どれも実現不能。
ウェルズは、そのことがけっこう自慢だったらしいです(笑)
ウェルズの空想で「当たった」のは、核戦争だけなのが、悲しいですが。。

SF祭り…をしようという機運が盛り上がってるんですが、どんな形にすればいいでしょう。
好きなSFを何冊かご紹介していただく、というオーソドックスなやり方とか、
あるいは「課題図書」方式というのもアリかも。
考え中です。

Posté par overQ : septembre 14, 2006 10:11 AM

>ハスヨスさん
わー、「海底二万里」って三部作だったんですか!
それは知りませんでした。「グラント船長の子供たち」という題名も初耳です。
「ミステリアスアイランド」も、良かったと伺うと、ますます興味が…
これはぜひ3作そろえて読んでみたいですね。
教えてくださってありがとうございます!

Posté par 四季 [TypeKey Profile Page] : septembre 14, 2006 04:03 PM

>overQさん
実現不能なのが自慢だなんて、なんだかお茶目な人みたいですね。(笑)
でも確かにそれはSF作家として自慢できるようなことですよね。それだけ想像力が豊かなんですもん。
ウェルズも面白いですね。中学の頃何冊か読みました。
「モロー博士の島」が、江戸川乱歩とちょっとごっちゃになっちゃってますが…(^^;。

SF祭り、いいですねー。
私はあんまりSF作品を知らないので、色々と教えて頂きたいです。
オススメのSFと言って咄嗟に思い浮かぶのって、「夏への扉」とエドマンド・ハミルトンの短編集ぐらいなんですもん。(^^ゞ
ええと、持ち回りで課題図書を発表するというのもありかなーと思ったんですが、それも何かと大変かしら。
みんなで推薦本を出し合って、それを課題図書にするというのも良さそうですね。

Posté par 四季 [TypeKey Profile Page] : septembre 14, 2006 04:15 PM

四季っち、こんばんは~。
今回はのんびりめの参加です。
いやぁ、ここで「ダブ(エ)ストン街道」が出てくるとは!
森の中を彷徨ってるイメージのほうが強いけど、
そういえば、海賊の幽霊も出てきましたよね。
そして、「南の島のティオ」が挙がってて嬉しい♪
「スノーグース」ってそういう話だったんですね。
なんか別の話と勘違いしてたみたい(^^ゞ
情景描写が美しいなんて話を聞いちゃうと、
読みたくなっちゃいます。

Posté par sa-ki : septembre 14, 2006 09:31 PM

こんばんは。
おお、なんか爽やかなラインナップ!
たしかに冒険系少年少女文学は海を舞台にしてるもの多いですよね~。

picoさんのコメントへの横レスになっちまいますが
>あまぞわい
これ怖いですよね…。でも好きです。

Posté par Mlle C : septembre 15, 2006 02:03 AM

>sa-kiっち
わーい、sa-kiっちも参加ですね!
そうなの、「ダブ(エ)ストン街道」を出してしまいました。
でも、思いついた時は「あ、コレがあったぞ!」って感じだったんですけど
考えてみたら、実はあんまり海じゃないんですよね…(^^;。
それもこれも、最初のシーンのインパクトが強かったせいです。(笑)

「南の島のティオ」は、sa-kiっちに教えて頂けて本当に良かったです。
「スノーグース」は、とても薄い本なのですぐ読めると思うんですが
でもすごく凝縮されてる感じなんですよ。ぜひぜひ♪

Posté par 四季 [TypeKey Profile Page] : septembre 15, 2006 06:15 AM

>Mlle Cさん
最初に思い浮かんだのが、爽やか冒険物だったので
そのままの路線で行ってしまいました。
本当は「あまぞわい」みたいな怖い系も捨てがたかったんですが…
でもどなたも出してらっしゃらないので、やっぱり出せばよかった。
実際やってたら、収拾つかなくなってそうですが。(笑)
おお、Mlle Cさんも「あまぞわい」お好きなんですね!
あれは怖いですよねー。でもいいですよねー。

Posté par 四季 [TypeKey Profile Page] : septembre 15, 2006 06:22 AM

四季さん、今晩は。
今日寄せてもらったら、ちゃんと「オデュッセイア」のレビューを挙げてらっしゃるし、そちらの方も読ませてもらって誘惑されています。そうですか。「イーリアス」の方が神様がばたばた(笑)してらっしゃるんですね。オデュッセイアはその後の帰航の物語が面白そうです。私なんぞでも読めるかなぁ。
海底2万里やエルマーの冒険は、何度も何度も繰り返し読んだ本です。子供の頃って同じ本を何度読んでも何度でも感激するんですよね。

Posté par ワルツ : septembre 16, 2006 02:50 AM

>ワルツさん
こんにちは! いい機会だから、えいやっと「オデュッセイア」も読んじゃいました。面白かったですよ~。
「イーリアス」は戦争物だし、神様たちがちょっと人間で遊びすぎなので、その辺りも好みが分かれそうですが
こちらはもっと一般的に受け入れられやすい作品じゃないかなと思います。
>私なんぞでも
何をおっしゃいますやら! 全然大丈夫ですよー。ぜひぜひご一緒しましょう♪

そうそう、子供の頃って、ほんとしつこいほど何度も読んで、そのたびに「ほおっ」と読み終わるんですよね♪
実際、それが子供の読書にとってとても大切なんだそうです。
司書資格を取る時の授業でやって、学問的に解説してもらえて、なるほど~でした。

Posté par 四季 [TypeKey Profile Page] : septembre 16, 2006 06:38 AM

こんにちは
「海底二万里」は久しぶりに題名を目にして
懐かしく思いました また読み直してみると きっと子どもの頃とは違った気分になるかも・・って思うとワクワクします
そして「ダブ(エ)ストン街道」と「エルマーの冒険」の2作品 とても興味深く 是非手にしてみたいと思います
特に
>地図を見てるだけでワクワクしますね・・
この言葉にやられちゃいました

この作品に行き着くのには時間がかかるでしょうが 読み終わったら必ずお知らせに参上しますので 記憶の片隅に残して置いてください^^よろしくです

Posté par 慧の本箱 : septembre 16, 2006 01:38 PM

ご無沙汰しております。天藍です。
僭越ながら参戦させていただきました!

「海底二万海里」…四季さんがあげてらして嬉しいですー!ヴェルヌでいえば「十五少年漂流記」は本当に愛読してました(笑)
あの大貝の真珠、ゾクゾクきたシーンです。。

ダンセイニは「ペガーナの神々」しか読んでないのですが、「海を望む峰ポルターニイズ」という作品があるのですね!面白そうですー。

Posté par 天藍 : septembre 16, 2006 08:38 PM

>慧の本箱 さん
「海底二万里」は他の方と絶対に重なると思っていたのですが、重ならずびっくりしてます。
忘れてらした方が意外と多かったようで… あとの方は今更出すまでもないと思ってらしたようです。(笑)
読み返してみたいですよね。3部作だそうなので、ぜひ通して読んでみたいです。
あ、「エルマーの冒険」は、小学生低学年向けの本なので、読み始めたらあっという間だと思いますよ。ぜひぜひ。
こういう本は子供の頃に読んだ方がワクワクするかもしれませんが…

慧さんがいつか読まれる日を、のんびり楽しみに待ってますね(^^)。

Posté par 四季 [TypeKey Profile Page] : septembre 17, 2006 06:31 AM

>天藍さん
こんにちは。こちらこそご無沙汰しております~。
あ、「海底二万里」、天藍さんも挙げられたのですね! わーい、お仲間です。
ヴェルヌはほんとワクワクしますよね。
>あの大貝の真珠、ゾクゾクきたシーンです。。
わー、今までどなたにも賛同して頂けなかったので、すごく嬉しいです!!

「ぺガーナの神々」とは、またちょっと違う雰囲気なんですけど
「海を望む峰~」は、あっという間に読める作品なので、ぜひ試してみて下さい。
他にも色々と素敵な短編が入ってます(^^)。

Posté par 四季 [TypeKey Profile Page] : septembre 17, 2006 06:39 AM

参上が遅くなりまして、申し訳ございません。
>神話
神話に登場する海は、どれも原始や神域のイメージが強いものが多いと私も思います。
ちなみに、私がスゴイと思うのは、仏典『倶舎論』に登場する、
世界の基盤となる水盤です。
広大な宇宙に渦巻く風の、その中心に広がる水。その上に
世界が形成されている、とのことです。
>「海底二万里」
ウォーターワールドの作品としては、定番中の
定番ですよね。
そして、ネモ艦長は、実はイギリス植民地の…
いやいや、申し上げないほうがいいですね。
失礼しました。
神話や叙事詩のお話、とても参考になり楽しく拝読しております。
今後もよろしくお願いいたします。

Posté par 多摩のいずみ : septembre 21, 2006 06:10 PM

>多摩のいずみさん
遅くなっただなんて、とんでもないです。お越し下さってありがとうございます。
「倶舎論」のイメージ、すごいですね!
という私は恥ずかしながら、「倶舎論」という名前を聞くのもこれが初めてなのですが(^^;
そういうイメージは、他では読んだことがありません。すごく壮大で荒々しい原始の情景が浮かびますね。

>そして、ネモ艦長は、実はイギリス植民地の…
きゃーっ、気になってうずうずしてしまうではないですか!!(笑)

>神話や叙事詩のお話
わわっ、ありがとうございます。そもそも私は読み方が甘いので
多摩のいずみさんのように、じっくりと読み込む方を前にすると、とても恥ずかしいのですが
ものすごく楽しんで読んでます。本当にこういった世界が大好きなんです(^^)。

それと先日は、色々教えて下さってありがとうございました。
朝日文庫版の易経がなかなか手に入りそうにないので(市内の図書館にも蔵書がないのです)
まずは、入手しやすい岩波文庫で読んでみることにしました。
中国古典文学大系の方は図書館に行けばあるので、それからそちらに進めたらと思ってます。
同じく平凡社の中国古典文学“全集”なら家にあって、子供の頃から少しずつ楽しんでるんですけど
こちらには「易経・書経」が入ってないんですよ。本当に残念!
「漢書五行志」もいずれ読みたいですし、色々と読むのがとっても楽しみです♪
こちらこそ、これからもどうぞよろしくお願いいたしますね!

Posté par 四季 [TypeKey Profile Page] : septembre 22, 2006 06:32 AM

四季さん、こんばんはー。
遅くなりましたが、私も参加いたしました。
ちょっと引っ越しましてね、新blogからの初参加なのでした。
是非遊びにいらしてね−ーーー(*^ - ^*)

実は私、「ウォーターワールドって言ったら、竜宮城」と素直に考えましたの。
で、皆さんのをざざっ見たら、意外に触れてる方がいないんだなぁって。
でも、四季さんがちゃんと「竜宮」のことにふれてらっしゃったのねー。やん。

「常世の国」は、海の遥か彼方の楽園、という意味以外に、水に関わるあらゆる神様が集う国という意味もあるようですね。
ヴェルヌの「八十日間世界一周」、読んでたんだけど途中になってます。しくしく。きっと読むぞ。

Posté par きみ駒 : septembre 23, 2006 10:49 PM

>きみ駒さん
わーい、お引越しお疲れさまでした。
今お邪魔してきましたが、とっても素敵なブログですね♪
またちょくちょく遊びに行かせていただきます~。

海といえばやっぱり竜宮ですよね!
でも浦島太郎の話って、子供用のお話で読んだっきりで、御伽草子も読んだことなかったのです。
きみ駒さんの記事でお勉強させていただいちゃいました(^^)。

>水に関わるあらゆる神様が集う国
わあー、それは知りませんでした。なんだかとっても素敵ですね。
自分がもし神様で、しかも水とは関係ない神様だったら、ものすごーく悔しくなってしまいそうです。
…って、あり得ないものすごい喩えですが…(^^;

次のお題、楽しみにしてますね(^^)。

Posté par 四季 [TypeKey Profile Page] : septembre 24, 2006 07:32 AM



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