septembre 26, 2005 (lundi)
「穴」ルイス・サッカー
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「ひいひいじいさん」がジプシーから豚を盗んだせいで、子々孫々にいたるまで呪いをかけられてしまったイェルナッツ家。皆揃って運に恵まれず、「まずい時にまずいところに居合わせてしまう」というタチ。それでもお父さんは発明家として芽が出ない程度で済んでるのですが、スタンリーはなんと人気プロ野球プレイヤーのスニーカーを盗んだ容疑で逮捕され、罪を犯した少年たちを集めたグリーン・レイク・キャンプに送り込まれてしまうのです。そして毎日毎日、湖どころか一滴の水もないグリーン・レイクで、直径1.5m深さ1.5mの円筒形の穴を掘ることに。
以前映画が意外と面白くてびっくりしたんですけど(感想)、今度は原作を借りてみました。やっぱりこれも面白いー。出版された途端、全米図書賞、ニューベリー賞、クリストファー賞、ホーンブック・ファンファーレなど、価値ある児童文学賞を軒並み攫ったという作品だそうです。
現在のグリーン・レイクを掘る現在の子供たちの情景に、スタンリーの「ひいひいじいさん」のエピソードや、かつて湖があった頃のグリーン・レイクの切ない恋物語などが織り込まれて話が進んでいくんですけど、この過去のエピソードが実は全て伏線。もうほんと全然無駄がないんです。まるでパズルみたい… というか、今どきここまでピタッとハマる快感、ミステリでもなかなか味わえないのでは、なんて思っちゃうほど。映画を観て一通りの話は知ってるのに、またしてもワクワクしてしまいました。
原作もいいし、映画もすごく出来がいいと思うし(クライマックスに関しては映画の方が上かも)、どちらもオススメ。「穴」だなんて変な題名ですけど、騙されたと思って手に取ってみて下さいねー!(講談社)
+シリーズ既刊の感想+
「穴」ルイス・サッカー
「道」ルイス・サッカー
「歩く」ルイス・サッカー
Posté par 四季 : septembre 26, 2005 06:00 AM | 本(2005) | commentaire (6) | trackback (3)
Trackbacks
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「穴」ルイス・サッカー に対するトラックバック一覧 :
» 不覚!
なんとルイス・サッカーの「穴」の続編が出ていたとは!
不覚すぎる。
Ciel Bleuさんのブログでも触れられている通り、気分爽快、素晴らしい作品だからな。
こ... » Lire la suite
Trackback par バスカ読書 : septembre 29, 2005 12:03 AM
» 『穴』
『穴』はアメリカの児童文学者ルイス・サッカー(Louis Sachar、1954-)の代表作です。1998年度全米図書賞、1999年度ニューベリー賞を受賞。... » Lire la suite
Trackback par 喜八ログ : décembre 12, 2005 09:16 PM
» 『穴』 ルイス・サッカー
児童書なんだけれども、結構シビアというか、
軽く児童虐待物語(笑)。
盗みだとかの悪いことをした子供が送られる、
「グリーン・レイク・キャンプ」は、湖... » Lire la suite
Trackback par *モナミ* : juillet 26, 2007 10:56 PM
Commentaires
四季さん、こんにちはー!
原作は既読なんですが、まだ映画は未見です。
四季さんは映画を先に見られたんですね。
しかも“」クライマックスに関しては映画の方が上かも”とは!
ものすごく気になるじゃないですか!メモメモ(笑)
(内容もさることながら、パズルのピーズがぴったりハマっていって、
一枚の大きい図が完成する快感が味わえる作品ですよね)
本にはたしか続編がありますよ。あんまり続編らしくない続編だったような。
Posté par 七生子 : septembre 26, 2005 09:56 AM
七生子さん、こんにちは!
七生子さんは、既に原作を読んでらしたんですね。
ほんと、ぴたりとパズルがはまる快感のある作品ですね(^^)。
で、原作ももちろん面白かったけど、映画も良かったですよー。
あ、映画の方が上かも、というのは私の個人的な印象なんですが(^^ゞ
でも本では、ものすごーくあっさり流されてしまう部分が、
映画では、一瞬のことなんですけど、きちんと表現されてて
そこが好きだったんです。機会があれば、映画もぜひぜひ!
この作品に続編があるとは知りませんでした!
ええと続編って… あ、もしかして「道」のことですね。
こちらもぜひ読んでみたいです。ありがとうございます(^^)。
Posté par 四季
: septembre 26, 2005 05:24 PM
あ、この映画、私も好きです。
原作、読もうと思いつつそのまんまでした。
ん?
道って・・・
フェリーニの道とは、全然違いますよね???
Posté par pico : septembre 27, 2005 12:19 PM
>picoさん
picoさんも観てらしたんですねー!
この映画、いいですよね。全然期待してなかったのでびっくりでした。
や、この「道」は、フェリーニの「道」とは違いますよ。
↓こんな本です。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062118866/qid%3D1127802075/250-1347702-9845036
ジェルソミーナ~~~!!!(叫)
Posté par 四季
: septembre 27, 2005 03:23 PM
はじめまして。
トラックバックを送らせていただきました。
> 全米図書賞、ニューベリー賞、クリストファー賞、ホーンブック・ファンファーレなど、価値ある児童文学賞を軒並み攫ったという作品だそうです。
「クリストファー賞」「ホーンブック・ファンファーレ」というのは知りませんでした。文学賞を総なめなんですね。
本も映画もともに素晴らしい作品でした・・・。
ルイス・サッカーさんの本は、ごく最近(2005.12)に『顔をなくした少年』が出版されているようです。取り寄せて読んでみようと思っています。
Posté par 喜八 : décembre 12, 2005 09:20 PM
喜八さん、はじめまして! TBありがとうございます。
私も海外の文学賞には疎いので、名前を知らなかったんですが…(^^ゞ
ホーンブック・ファンファーレは、新聞社と児童文学評論誌出版社が主催で、1967年に始まった児童文学賞のようですね。
クリストファー賞は、1949年に設立された若者向けの作品のための賞みたいです。
本も映画のどちらもそれぞれに素晴らしかったですね。
大抵、どちらかが良くてももう片方は… ってことが多いのに。
「顔をなくした少年」というのは知りませんでした。ぜひ読んでみたいです!
あと、「トイレまちがえちゃった!」というのも未読なので、今度読んでみようと思ってます。
Posté par 四季
: décembre 13, 2005 09:43 AM
